症状・原因・疫学

最も頻度の高い疾患で、70代以降の女性の方に圧倒的に多く、私どもの医院でも多数の患者さんがおられます。レントゲン的にⅠ度(初期)からⅣ度(末期)まで分類され、Ⅳ度になると内反膝変形が目立ってきます。日本人の女性の多くはO脚の傾向があり、重心線が内側に偏っているので、膝の内側が変形していきます。階段昇降(特に降り)、立ち上がり、朝など動作の開始時などに痛むのが特徴です(図1)。